中尾君の手紙

このスペースは、こどちゃの最後の方に出てきた「中尾」君にスポットをあてた ページです。
この中尾君は、先生の千石先生をかなりしたっており空手部を羽山からやめさせられたときに
先生に手紙を出して、そのまま失踪したときの手紙を掲示します。
この手紙のせいで、千石は教職を辞めることになりました。
何もあの千石に手紙を出さなくてもいいのに・・・

1枚目

千石先生へ

千石先生助けてください。
僕は自分がなんだかわからなくなりました。
僕がいなくなって誰れかが困ることがあるんでしょうか
羽山君に空手部にさそわれて
羽山君に声をかけられてのがうれしくて
あとのこととかあまり考えないで入りました。
でも、あんなに練習がきついなんて
自分では一生懸命がんばったつもりだったのに
どうしてもきつくて、次の日体が思うように
動かなくてとうとう学校を休んでしまいました。
今まで学校を休んだことは一度もなくて
それが僕の自慢だったんです。
その記録 自分で破っちゃいました。
それなのに羽山くんには空手は無理だと
言われてものすごく悲しかった。
無遅刻、無欠席の記録まで台無しになって
空手部も追い出されて、僕に残っているものは
もう何もないんです。

2枚目

僕が一番ショックだったのは
千石先生が僕が学校を休んだことも知らなかったことです。
おまえはうちのクラスか?と言われたとき
僕は生きてる人間じゃない気がしました。
先生は僕の事をぜんぜん気にもしていなかったんですね。
僕はずっと千石先生が好きで尊敬していたのに
僕にはあと何があるのですか?先生!!
僕は生きている意味はあるんですか?
ずっとそれを考えてます。
だから先生助けてください。